英語学習における音読の効果
英語学習でなかなか流暢にspeakingとlisteningができなくて悩むことがあります。そんなときに改めて自分の学習方法を見直してみると、意外と英語の記事を読んでいることに気づきました。一方、listeningはPodcastで毎日何かしらの番組を聞くようにしているのですが、いつもだいたい6割ぐらいしか理解ができていません。speakingについてはオンライン英会話でしか英語を話す機会がないので学習時間はかなり限られています。
この状況をどうにかできないかと悩んだ結果、音読がいいのではという結論に達しました。その理由は以下のとおりです。
- 読んで声に出すことで発音の練習になる
- 発音するためには単語のスペルがわからないといけないので、英単語のspellingに強くなる
- 読んで声に出して、さらに自分の声を聞くことで、英語の4スキルのうち、speakingとreading、そしてlisteningの強化につながる
- 知らない単語に遭遇すれば発音方法を調べるために辞書が必要なので、おのずと新しい単語の習得につながる
- 声に出すので唇、舌、のどを使うことになり、英語を話すクセをからだに覚え込ませることができる
- 声に出すと調子に乗ってネイティブっぽくしゃべりたくなるのでリズミカルにしゃべるトレーニングになる
- 声に出すと元気が出て気持ちいい
このように、声に出すことにはメリットがたくさんあるように思います。しかし、注意しないといけないのは、ある程度発音ができる人ではないとこの練習はかえって機能しない点です。ここで言うある程度発音ができる人というのは、英会話のレッスンで教材を読んだときに先生から「読むのは問題ないね」と言われるような方です。そうでない場合は、音読は避けたほうがいいかもしれません。
音読トレーニングで読むべきものはなんでも構いません。インターネット上の興味のある記事を探して読んでみましょう。可能であれば繰り返して読んでみるといいですね。最初の音読では知らない単語がないかチェックしながらやってみましょう。知らない単語があれば意味を調べることになりますが、この音読トレーニングでは意味よりも重要なのは発音記号です。発音記号を読んでどう発音すればいいかがわかれば、文章全体が読めるようになります。あとは数回繰り返して読んでみましょう。
音読は流れを意識します。英単語には文脈や他の単語と関連して「よく一緒に使われる単語」がありますが、文章やフレーズで流れるように音読することで自然な英単語の使い方のクセをつけます。それを自分のものにすることでspeakingの向上につながるはずです。
まとめ
英語学習での音読トレーニングはある程度発音に問題ない人には効果的です。知らない単語の発音を習得したり、英語の文章の流れを取り込むことで英語のクセをからだに覚え込ませることにつながります。